『ククッッ気にしなくていいよ。前が痩せすぎてたんだ』

「本当にそう思ってる?」

『思ってるよ。純血のバンパイアは基本異常に太ったりしないから大丈夫』

「そういえばそうだっかも」

『本当にまずい時は正直に教えてあげるよ』



こうやってジェイドと他愛もない話をしていると昔に戻ったような気持ちになる。



『……私はローズのウェディングドレス姿を見たかった』



急に話を変えたと思ったら沁々とそんな事を言うジェイド。



「きっと馬子にも衣装だわ」