『部屋はどこでもいいから。約二ヶ月間世話になるよ』

『あぁ』



何を言っても聞かないだろう。


昔から変なところで頑固だからな。



『部屋まで使用人に案内させる。何かあれば直接俺に言え』

『ありがとう』

『俺は仕事に戻る』

『相変わらず仕事忙しそうだね。まぁ頑張ってね』



ジェイドの相手はセリアルに任せて俺は執務室に戻ることにした。


二ヶ月もこの城にいるんだ。


今かまってやる必要はないだろう。