どうやら父が俺とアマンダの式の日程を決めたようだ。


気力のない俺の様子を見て、今のうちにさっさと済ませようと思ったんだろう。



『いつだ』

『三ヶ月後だそうだ』

『そうか』

『……いいのか?』

『良いも悪いも瑠花以外の女などどれも一緒だ』



瑠花でなければ誰に対しても愛情など持てないだろう。


だったら反抗するだけ無駄だ。


瑠花、お前も俺以外の男と結婚してしまうんだろうか。


せめて幸せになってくれれば俺の心は救われるよ。