ラキは顔をあげ驚いた顔をしている。


まさか私だとは思っていなかったんだろう。



「瑠花、様!?ご自分の世界へ帰られたのでは!?」



私は首を横にふった。



「それは嘘なの……」

「もう二度と……瑠花様にはお会いできないと……ッッ思っておりましたッッ」



涙を流すラキにつられて私も涙を溢してしまう。



「中に入って……話をしましょう」

「……はい」



私たちはソファーに腰掛け話をした。