「広樹君は、今彼女いるの?」

亜希子から声を口を開いた。

「いや、今はいないよ、3ヶ月くらいかな?」

「へぇ~本当にぃ~?」

亜希子は少し疑いの気持ちをで聞き返した。

「ホントだよっ。亜希子さんは結婚しているって
 言ってたけど…。」

「そうだよ、もう4年かなぁ~子供も二人いるし。」

「えっ、だって俺の2個上でしょ?もう二人もいるの?」

「そう、早くに結婚したし、なんか間違えたって感じ。」

笑いながら、亜希子は言い放った。

「なんで、間違えたの?」

「だって、なんか夫婦って感じしないし、
 全然干渉してこないのよ、旦那が。」

「だって好きで結婚したんでしょ?」

「まぁ~元々はそうだったけど、歳を重ねるに
 つれて、それは徐々に薄れてくるんだよねぇ~。」

「結婚生活ってそんなもんなのかなぁ~。」

まだ、そういうのを味わっていない広樹は
想像すら出来ないでいた。

「じゃあ今は、不仲ってことなの?」

「まぁ~正直に言っちゃえばそういうことかなぁ~…。」

「で、今は他に好きな人がいるとか?」

「まさかぁ~誰も結婚している人なんて相手に しないでしょう。」

「いやぁ~そんな事ないよ好きなら関係ないとは思うけどな!」