外は先日降った雪があちこちに多少残っていたものの、快晴の元旦であった。
元旦の午前中ということもあって人影は全く見えない。
「どうする、歩いて行く?」
尋ねる葵。
「俺、今日、自転車じゃないんだ」
赤沢の家は同じ町内にあり葵の家とはそれ程遠い距離ではなかった。
「じゃあ、歩いて行くか!?」
間もなく午前11時。葵は赤沢と連れ立って歩き出す。
「美優ちゃんは、今年、中三か!?」
「そうだよ、何で?」
「いや、ますます綺麗になって将来が楽しみだと思ってさ…芸能界入りも夢じゃないと思うけど…」
「そうかあ!?兄妹はその辺のところが分からないんだよなあ…」
住宅街を抜け、まだ雪が多く残っている近辺に差し掛かる。
「この右手の道を行くと『香澄』の家だよな!?」
「そうだよ!」
「黙っていた方が良いかなと思っていたんだけど…」
「何だよ、その意味深な言い方は!?」
「…やっぱ、お前の悲しむ顔が見たいので言う事に決定!!」
赤沢が『にやり』と笑う。
香澄の家に続く右手とは反対方向の道を行く二人。
「これは友人の『永野』君からの報告です…」
「永野って五組の?」
「そう…」
元旦の午前中ということもあって人影は全く見えない。
「どうする、歩いて行く?」
尋ねる葵。
「俺、今日、自転車じゃないんだ」
赤沢の家は同じ町内にあり葵の家とはそれ程遠い距離ではなかった。
「じゃあ、歩いて行くか!?」
間もなく午前11時。葵は赤沢と連れ立って歩き出す。
「美優ちゃんは、今年、中三か!?」
「そうだよ、何で?」
「いや、ますます綺麗になって将来が楽しみだと思ってさ…芸能界入りも夢じゃないと思うけど…」
「そうかあ!?兄妹はその辺のところが分からないんだよなあ…」
住宅街を抜け、まだ雪が多く残っている近辺に差し掛かる。
「この右手の道を行くと『香澄』の家だよな!?」
「そうだよ!」
「黙っていた方が良いかなと思っていたんだけど…」
「何だよ、その意味深な言い方は!?」
「…やっぱ、お前の悲しむ顔が見たいので言う事に決定!!」
赤沢が『にやり』と笑う。
香澄の家に続く右手とは反対方向の道を行く二人。
「これは友人の『永野』君からの報告です…」
「永野って五組の?」
「そう…」
