私だけを見て…



あぁ~終わった…


今まで必死で隠してきたのに


先輩が傷つかないように、幸せになれるように


「あいつが?なんで…」


「なんでかはその女が全部知ってるよ」


男が私を指さしながら言う


「おい、どういうことだ?何でお前が…」


先輩の意識がこっちに向いた瞬間、男たちは急いで逃げ出した


先輩はそんなことお構いなしに私の方へ近づいてくる


「おい、全部説明しろよ。なぁ、何とか言えよ!!」