最愛の人



え?


輝愛……それは違うよ。


お母さん達は、輝愛のせいで死んだんじゃないよ。


誰に言われたの?


学校の奴?


「輝愛?違うよ?お母さん達はあんたのせいで死んだんじゃないよ?」


輝愛は、また眠った。


「ねぇ。その子なに?」


秀弥が口を開いた。


「私の子。って言っても妹だけど…」


私は、今まであった事を語った。


両親が死んだ事。


中学入って、不良になった事。


輝愛がいじめられている事。