−麗奈Side−

輝愛が生まれたのは、私が3歳の時。


お母さんは、輝愛を生んで亡くなった。


お父さんも亡くなった。


私と輝愛は、一人になった。


私は、必死で輝愛を育てた。


私が中学に入った頃、私はグレた。


今、思えば、馬鹿だった。


輝愛が一人になるって分かってたのに辞められなかった。


秀弥と出会うまでは。