君と私とときどき君と




山崎「はい、ここ腰かけて。」


山崎が胡坐をかいて、そのうえを指差した。



実瑠「・・・っえ?」


山崎「座れっつってんだよ。お前の耳は節穴か」


実瑠「サーセン」



いや、だって。
胡坐の上に座れと?


いやいやいや。
こちとらうぶな女の子で18年間やってきてんだよ。
そう簡単にひょいひょい座れるか!
しかも男の上だぞ!


山崎「いいから座れ。ホント面倒だなお前」


実瑠「なーっ!」



山崎「いいか、これからはお前は女じゃねえ。男だ。いいか、男だ。恥ずかしがる必要なんて微塵もねぇ。
タマもついてんだよ」


実瑠「ついてねえよ」


山崎の刺し殺すような視線に押され、しぶしぶ実瑠は山崎の上に座った。


心臓がドクドクと高鳴る。

こんなの・・・初めて。
男の人と・・・こんな・・・・


山崎「聞こえてんぞ。黙れ~?」


実瑠「うぃーっす」


二つに結んでいた髪をほどかれる。
はらりと長い髪が肩に落ちる。
山崎がそれを手際よく高い位置で一つに結んでいく。