君と私とときどき君と




山崎「じゃ、髪の毛結うからこっち来て。」


そういって山崎は足早に部屋から出て行った。
急いで実瑠もあとを追う。


山崎「部屋から出るときは失礼しましたでしょ、それくらいならわなかったの!ちゃんと襖もしめて!副長室なんだからね、一応。」


土方「おい一応ってなんだよ一応って」



実瑠「あ、し、失礼しました!」



沖田「なんだか新鮮ですねえ」


沖田がほのぼのと言った。
そんなに珍しかったか。
脳裏にそう思い浮かべながら、先を歩く山崎を追った。



山崎「いい~?土方さんはさ、ああは言ってても、副長なんだから。
忘れないでね~。お前のその態度で、隊の士気は簡単に乱れる。」


山崎は実瑠にそう言い聞かせるように言った。

このひとは、表面上は土方を小馬鹿にしてるようにしてても、心の奥底では本当にちゃんと尊敬してる。


そう感じることができた。



山崎「ね?返事は~?」



実瑠「う、・・・はい!」



山崎「いいこぉ~。あ、ついたよ。ここ俺の部屋ね。覚えておいてね~?」


実瑠「はい!!」





部屋の中はとても殺風景な部屋だった。



実瑠「なんもねえ・・・」


山崎「ほめても何もでないよぉ~」