君と私とときどき君と





「うん。今は短いからね、髪の毛。正直、勿体無い。」


ゆうがそう言って無邪気に笑う。
あたしも、笑う。




いつか、伸ばしてみせる。ゆうが、綺麗って言ってくれるように。




大好きな君のために抱いた、14歳の小さな誓い。


その誓いは、18歳になっても続いている。


初恋の名残のはずなのに、あたしにとっては重い枷となった。





……まだ、居座り続けるんだ。心の奥底に、君の笑い顔がずっと。