天と出会って6年、
この世を去って5年が経った。


俺は天の墓の前にいた。
天は、野本家の墓に眠った。

俺は結婚する気はない。
天が運命の人だと信じてる。

「天…元気か?」
墓に写真を置いて、手を合わせた。

もうそばにいれなくなった。
そして、逢えなくなった。