「あの、えっと…
お洗濯ありがとうございます」

挨拶した方の少女が来た

あの男装隊士についても調べない
と考えていたせいで気付くのが遅
れたが

「あぁ、問題ないよ
私は安部鈴だ、名前は?」
挨拶した子では呼びにくいし

「あ、えっと私は三橋紫(ユカリ)、

あ、さっきいたのが双子の姉の藤
(フジ)です

あの、ご飯で、勇兄、

じゃなくて、局長たちが待ってます」

真っ赤になりながら話す姿が可愛
いかった

「ありがとう、
紫ちゃん、近藤さんを勇兄なら、
私は鈴とよんでくれたら嬉しい」

微笑むと真っ赤になった紫ちゃん

「紫、あと、えっと洗濯さん

ご飯だから」

…名前知らないから仕方ないが

「ありがとう藤殿
私は安部鈴と言うんだ

手伝いは極力するから言って」

真っ赤になった藤ちゃん達は似て

「さっきは余り似てないと思った
が、仕種はそっくりだな」

素直に言うと

「なっ、とりあえずご飯だから

あと、藤で良いから」

そっぽを向き歩く藤ちゃんに

「そうか、私も鈴だからな
洗濯さんではないよ」

笑いながら言うと

「分かったよ
紫、鈴さんを連れて部屋にね」

「分かった、藤ちゃん」

仲良し姉妹は和むね〜

「ありがとう」

二人に言うと

「い、いえ」
また、真っ赤になった紫

「べ、べつに、
あんたの為じゃない」
背中向きで顔は分からないけど、
耳が赤い藤

「そっくりだな〜」

笑いながら以前皆がいた部屋に向かった