東京行きのチケットに…俺の涙が落ちる



「…ゥ。」



もう…目の前おかしくなりそう



東京に行けば、ハチから離れて…

ルナの失った記憶なんて俺がうめて…


幸せな家庭をつくって…




笑顔で…






「ごめんね?」


泣きながら、必死におれに謝るルナの声が…ツライ



「カズゥ…ごめんね?
大好きだから…大好きだった。」




―ギュッ




顔なんて一切合わせずに、ルナを抱きしめた



力強く…離したくないから



俺の胸のなかで…胸のなかに…ずっといろよ