「コーヒーっておいしい?」

「…マズくはないよ…」

少し笑いながらカズは答える

「えー、でもニガイじゃん」

一つのテーブルにカップルが1組
知らないヤツが一人…

俺、邪魔じゃん…



自然と顔が苦笑いをしていた
そう自分でもわかった


目の前にいる人が目の前のヤツと話しをしてる

ただそれだけなのに…



ツライ




目線はどんどんと下がって、
いつのまにかテーブルしかみえない



「あなたは?」

俺はゆっくりと顔をあげた