恋華(れんげ)



「………」

へぇ、自分が悪魔だってことは認めてるんだ。


「キミは契約が欲しくて、私との関係をもった。ならば、悪魔と契約をしたキミにはなんの落ち度もなかったっていうのか?」


「…!」

この男、この期におよんで、まだ責任転嫁しようとしてるのっ?

終わってるわ、この男…。

一度でも、こんな男のことを宝物だと思ったあたしがバカだったよ……。



こーいうシチュエーションなら……


「パシッ!」

…って相手の男の頬を思いっきしひっぱたいてやったりとか…、


「バシャッ!」

…ってグラスのお酒を相手の男の顔めがけてぶっかけてやったとしても…、誰もあたしを責めなかったんじゃないかと思うし、できればあたしもそうしたかった……。