後ろから聞こえるのは畠山君の声で 当たり前だけど あたしは“待て”と言われて正直怖かった だっていきなり落ちてきて知らない内に何か言っちゃってそんで逃げようとしたから怒られるんじゃないか って、あたしはビクビクしながら畠山君の方を向いた そうすると畠山君も鞄を持ち立ち上がりあたしの前に立ち頭をポンッと叩きながら 「そんなビクビクするな。まだ6時でも暗いから送っていく」 そう言って畠山君は行ってしまった