2人してわんわんと涙を流した後、
セシリアはおもむろに口を開いた。
「ミランダ。あなたに会えなくなるのは、本当にとても悲しいのよ」
ミランダは不思議そうに首をかしげた。
「…?私もよ、セシル」
「あなたにはとても感謝してるの。
あなたがどれだけ私を助けてくれたか」
「どうしたのよ。急にかしこまって」
ミランダは堅い笑みを浮かべた。
しばらく躊躇するような仕草を見せたセシリアは、やがて思い切ったように言った。
「ねぇ、ミランダ」
「なぁに?セシル」
「もしもまた会えたとしたら、また私と仲良くしてくれるかしら?」
「もちろんよ。私たち、お友達ですもの」
ミランダの言葉に、セシリアは弾けたような笑みを浮かべた。
