『うらァッ!!』
『おぉお!』
次々と倒す2人。
背中を任せあい、笑顔で
殴り飛ばしていた。
すると、1人の女子が
奈央を掴んだ。

『ぁ?』
掴まれた事が分からず、
移動していく自分の体を見ると
目の前に優花が迫っていた。

『ぐあッ!!』
ドカッ。
2人は激しく衝突した。
『何しやがる!』
『あたしじゃねぇよ!
飛ばされたんだって…うわっ!』

とっさに背中を蹴られる。
倒れこんでいた奈央と優花は、
4人に抑えられ、残る1人が
こちらを見て笑っていた。

ゾクっと鳥肌が立った。
『離せ!うぉおおッ』
力ずくで離れようとする優花。
奈央はその光景を見て自分も
まねをした。

『無駄だ…もう離さねぇぜ』