病院で待っている奈央。 空を見ても、胸騒ぎが収まらない。 胸に手を当てた。 心臓はドクドク言っている。 「…?」 ふと、救急車の音が聞こえた。 外を見ると救急車はこの病院へ 入って来た。 ガラッ 扉が開く。 そこには繭の姿があった。 「集中…治療室に…」 不審に思う奈央。 「直先輩が…」