「それに意味はあるのか」 その目は、ただ純粋に答えを 求めていた。てっぺんなど興味無かった。 「お前…何のために来たんだよ」 「答えを探しに来た」 奈央は立ち上がり、 扉をあけて出て行った。 長い廊下を歩き、裏庭へと出た。 誰もいないようだった。 そして本を読み、 しばらくして帰っていった。