「ついてないっすね~。藍さんは
グロい戦い方を好むんですよ。
一回喧嘩したらしばらくは
動けないんじゃないかなぁ?」
ユウはちらっと奈央を見る。
しかし奈央には動揺の
微塵も無かった。

「なるほど。戦ってみる価値はあるな」
奈央はナジカ達を見つめると、
去ろうとした。その時だった。
「助けてやんないんすか?」
ユウが口をはさんだ。
奈央を鋭く睨んでいた。

「あたしとは関係ない」
「酷い野郎っすね~。この人たちは、
あんたの仲間だから潰されたのに」
奈央は立ち止まった。

「あんたに戦う気がないから、向こうも
色々考えてるんすよ。で、こんな結果に」