「あたしたちを…ユウさんから
助けてくれた。だから…あんたの相手に
俺がなります!」
奈央はナジカの元へ近寄った。

「お前で勝てる相手なのか」
ナジカは微笑み、言った。
「わかんねぇ。でも…一人で
戦わせるわけにはいかない」
奈央はナジカを見たあと、
座って本を読み始めた。

「…ありがとぅ」
ナジカは走り、憂へと突進した。
憂は避け、一発パンチをいれる。
さらにまた一発。もう一発。

「うッ…!ぐ」
ナジカは四発目を受け止め、
一発殴りを入れた