「-宮崎?」

はっと目が覚めた奈央。
少し、昔の事を思い出していた。

「良いかな」
普段はしゃいでいるヤンキー達の
真面目な姿。奈央は、目を見て
言った。

「喧嘩をする奴らでも、友達を作るんだな」
「へ?」
そうして本を読み始めてしまった。

「おい、宮崎。きいてんのか」

友達なんて、いらない。
ただ強い奴を戦って、それで私は
人生を終わらせて良い。

それが私の、使命。