そして、一人の女性が
歩いてきた。

「安心しろ、玲。絶対言わせねーよ」

ストレートで短い髪の女性。
全員がいっせいに頭を下げた。

どうやら直という名前らしい。

二つ縛りの女性は玲。
短いスカートの女性は憂。
長いスカートの女性は繭。
ジャージを来た女性の名前は藍。

「直先輩、どうするんですか?」
繭が問いかけた。
直は繭を見て言う。

「のぼってきたら、潰す。それだけだ」

直は、笑顔を浮かべていた。