「梨々ー…もう六時半やでぇ…外も暗いし、もぉ帰るで!」

「えぇーーーーー!!梨々、もっと遊びたいー!!」

「だめやでぇー、また明日付き合うから。なぁ~」


修の押しに負け、あたしは泣く泣く帰ることにした。





帰り道、修との他愛の無い話で盛り上がっていた。


「あれば絶対、梨々じゃないってばーーー!!修まだ信じてるのー??」

「俺あん時ほんま涙止まらへんかったわー。だって梨々がなぁ、まさ……」


修の言葉が止まった。




ふと、後ろに振り返るとそこには…






滅多に学校をサボらない慧夜がいた―――――――