愛桜は、ちょ~可愛いし、みんなからも人気者☆
悩みも無さそうで、ちょっと羨ましかった。
そんなことを考えていると、もう教室の前だった。
教室の中では、結と直斗が楽しそうに話していた。
「結ー!!!先行かないでよー!!!」
「だってぇ梨々、慧夜くんの靴が無いのを見て悲しそうな顔してたし、慧夜くんのこと待つのかと思って先行っちゃったぁー!ごめんごめん!!!」
あんな奴の顔、見たくないのに待ってるわけないじゃん!
そう思ってる時、
「おっはよぉ↑ん」とクラスみんなに声を掛ける愛桜。
そして、その後ろから、慧夜の声がした。
体が勝手に反応して、トイレに駆け込もうとするけど、遅かった。
「梨々ー!何、朝から突っ走ってんだよ!」
「あっ…」
見付かった!!!
あたしはまたトイレの方に走って行った。


