休み時間、あたしはすることが無く読書でもしようかと本を開いた時だった。。。


「梨々ー!」


結があたしの方に走って来た。


「ねぇー梨々、授業中ずっと慧夜くんの方見てたでしょ♪」

「え゛っ」

「梨々もしかしてぇー慧夜くんのことすk「そんなわけない」


あたしは自分の心にも言い聞かせながら言った。


「梨々、そんなわけってぇ?」


結は意地悪な笑みを浮かべている。


「とにかく、そんなわけないの!!」


あたしは怒鳴り気味で言ってしまった。


「梨々ー、顔真っ赤♪」

「嘘でしょ」


あたしは嘘であってほしいと願った。


「んじゃ、鏡見せてあげる♪」

「いいよ。いいってぇー」


でも結は、言うことを聞かなかった。



結が無理矢理鏡を見せて来たので、しょうがなく鏡を覗き込むと…





あたしの顔は、茹でダコの様に真っ赤だった。