――ドクン、ドクン 慧夜の声が、無償に響く。 聞きたいのに――――…、聞きたくない。 矛盾したあたしがいる。 「てか、それは友達として?」 「は?」 行き成り意味不明な言葉を発する慧夜に、間抜けな声が出る。 ここまで来て、何言ってんの? …バカなのか? 首席なのに…