AM:7:00

部屋中に鳴り響く、俺の好きな歌手の曲は、俺を気分良くさせるより、悪くさせる一方だ。


携帯のアラームかと思いきや、着信音だった。


「誰だよ…。こんな朝早くから」


昨日の騒動から、家に着いたのは12時半。


タクシーに電話して、付けにして家まで送ってもらった。


眠りについたのは2時。はっきり言って寝不足だ。


今日は遅刻して学校に行こうと思っていたのに。




こんなときに限って、電話が来て起こされる。



ああ、本当に俺はついていない。



俺は文句を言いながらも携帯を開いて画面を見た。



着信相手は晋司だ。