「私はっ…私は本気で、佐伯くんが好きなの!!
だから、協力できない」



この気持ちだけは誰にも負けないつもりなんだ


中途半端な気持ちも、偽りの気持ちもない

私の真っ直ぐな気持ち


「和華、サイテー。あんたなんか……友達じゃないし」


そう言って私を睨んだあと教室を出た


私は間違ってないよね
なのに、涙が止まらないんだ


佐伯くんに会いたい


涙が溢れてきて、だけど

同時に、

佐伯くんへの溢れる想いを
抑えることもできなかった