居なくなってしまったメリーは、探すまでもなくすぐに見つける事が出来ました。 部屋の入り口からは死角になっていただけで、メリーはいつもの場所のすぐ近くに居たのです。 棚と、本棚の僅かな隙間に挟まって。 まるで、首を吊るような姿勢で。