泣き崩れ取り乱す私に母が駆け寄りました。 そして母はその写真を、子供の私には手が届かない場所へと閉じ込めます。 「次の休みに、一回家に帰ろう」 今ならまだ、人形も許してくれるかも知れないから。 そういう母に私はただ頷くばかりでした。