「わー!美味しそうー!」 とっても美味しそうな料理に、テンションがあがって大きな声をあげるわたし。 隣のカップルが、かわいいね、と言ってくすっと笑う。 「ごめんなさい‥」 子供っぽい行動をしてしまったことに 恥ずかしくなって肩をすくめて大塚くんに謝る。 「全然!素直がいちばんだよ!」 大塚くんが、ちょっとおどけて、わたしと同じくらい大きな声で続ける。 「さー食べようー!」 「おいしー!」 わたし、また大きな声を出してしまったけど、 もう恥ずかしくなかった。