「結構ですよ、ペンもありますから」

仕方なくチェーンを外してドアを開ける・・・そこで全て止まった。

数十センチ開いたドアから一本の腕が亜衣の顔めがけて真っ直ぐ飛んできた。

何の思考をめぐらせる暇も無く口に何かが押し当てられ、次の瞬間、全ては闇に消えた。