ハッピーエンド

肩を持って少し揺さぶったが反応は無かった。

「真喜子! しっかりしろ。どうし・・・」

肩をゆすられた真喜子の頭が力なく枕からずり落ちた。同時に仲埜の足元に薔薇の花束が音を立てて落下した。