黒光りする人殺しの道具と壮絶な美しさを見せる麻里が何の違和感も無く一致する。
麻里の強い視線は亜衣を見ているようで、その体を突き抜けて後ろの壁を見つめているようでもあった。
「麻里ちゃん、大丈夫だから銃を下ろしなさい」
葛西がそっと銃口に手をやる。麻里は黙ってそれを下げた。
「蓮尾さんも早く此処から出たかったら協力して下さい。最初に言ったように私は本気です。終わるまでは何日かかろうとも扉を開けません」
「で、でも・・・」
まだ何かをいいたげに潤んだ瞳をむける亜衣に葛西は容赦なく言葉を再開した。
麻里の強い視線は亜衣を見ているようで、その体を突き抜けて後ろの壁を見つめているようでもあった。
「麻里ちゃん、大丈夫だから銃を下ろしなさい」
葛西がそっと銃口に手をやる。麻里は黙ってそれを下げた。
「蓮尾さんも早く此処から出たかったら協力して下さい。最初に言ったように私は本気です。終わるまでは何日かかろうとも扉を開けません」
「で、でも・・・」
まだ何かをいいたげに潤んだ瞳をむける亜衣に葛西は容赦なく言葉を再開した。


