「あ、あたし‥‥もー子じゃなくて、上原桃子です‥‥っ」
「桃子ちゃんっていうんだ!あたし、C組なの。これからよろしくね」
「い、いえ‥‥こちらこそよろしく」
今度は、あたしと結衣ちゃんで話をしていると‥‥。
「もう話はいいだろ。結衣、早く教室行っとけ」
と、トンッと結衣ちゃんの背中を押す水樹。
「えー、あたしもっと桃子ちゃんと話したいのに‥‥。まぁ、じゃあまたね?桃子ちゃんっ」
そう言ってあたしたちに手を振った結衣ちゃんは、生徒玄関へと行ってしまった。
「結衣ちゃん‥‥可愛いね」
「まぁな、てか俺らも早く行くぞ」
「‥‥‥うん」
また歩き出す水樹の後ろを、あたしは一歩遅れて歩き出した。


