「ふぁ〜‥‥‥。あ、っはよ、もー子」 「‥‥‥‥‥‥」 次の日の朝、どんな顔をして水樹に会えばいいのか悩みながらも、恐る恐る洗面所にきたあたし。 歯磨きをしながら振り向いた水樹は、なにもなかったかのようにいつもと変わらなくて‥‥。 「‥‥‥お、おはよ‥‥」 「早く準備しろよ」 「わっ‥‥‥」 そう言った水樹は、あたしの寝癖のついた頭をくしゃくしゃっとして、洗面所から出ていった。 な‥‥なんなの。