「んんっ‥‥‥‥」
抵抗するにも、両手は使えないし‥‥されるがままのあたし。
というか‥‥なにも考えられなくなってきて‥‥‥。
「‥‥‥‥っはぁ」
しばらくして、ようやく離れた唇。
キスされてる間、息ができなかったあたしは肩で呼吸をする。
その間に、ようやくあたしの上から退けるて立ち上がる水樹。
まだ息が乱れているあたしを残して、そのままリビングから出ていこうとする。
「ちょっ‥‥水樹っ」
何も言わないで、逃げるなんてますます意味がわからないあたしは、水樹の名前を呼んで引き止める。
すると、ピタリと止まった水樹は
「なに?」
と振り向く。


