いぢわる兄は同級生






付き合ってるんだ‥‥あの子と‥‥。




そうだよね、すごく可愛い子だったし。



だったら‥‥今度からは、水樹はあたしとじゃなくて、あの子と一緒に朝学校に行ったりするのかなぁ‥‥。




水樹の自転車の後ろに乗るのは‥‥もう、あたしじゃないんだ‥‥。



そう思うと、なぜだか少し寂しいような‥‥切ないような気持ちになる。





「‥‥もー子?」



水樹に名前を呼ばれて、もう一度視線を交える。




あたしとは違って、なにひとつ表情も変えずにいる水樹。




そんな様子を見ると、なんだかあたしばっか色々考えてることが、恥ずかしくなってきて‥‥。




「‥‥て、てかっ‥‥、いつまでこの体勢でいるの‥?‥は、離して‥‥っ」