そんなキャプテンに声をかけようと‥‥
「キャ、キャプテン‥‥んっ」
話しかけようとした瞬間、あたしの口はキャプテンの左手によって塞がれた。
「‥‥ふぇ?」
「部活ん時以外はさ‥‥名前で呼んで?」
「‥‥‥っ」
少し顔を近づけて微笑んだキャプテンの顔は、まだほんのり赤かった。
「名前‥‥ですか‥‥?」
「なんか、キャプテンじゃずっと部活やってるみたいだしさ。あ、嫌ならいいよ?」
そう言われたあたしは、首を大きく横に振った。
「だ‥‥大地‥先輩‥‥‥?」
緊張しながらも、ゆっくりそう言うと彼は‥‥
「よくできました♪」
と、無邪気な笑顔で笑った。


