いぢわる兄は同級生






「え‥‥と、桃子ちゃんの家どっち?」



「あっ‥‥こっ、こっちです‥」



焦りながらも、駅の通りから出て、あたしの家の方向へと進む。




「‥‥‥‥‥」


「‥‥‥‥‥」



さっきまでは雅がいたから、なんとなく話せたけど‥‥2人じゃ、なに話していいかわかんなくて‥‥。



なぜかキャプテンもしゃべらないし‥‥。



無言のままゆっくりと歩くあたしたち。




少し外灯が少なくなってきた脇道に入ったところで、先にキャプテンが口を開いた。




「‥‥あのさ」


「‥はっ、はい‥?」



いきなり話しかけられてビックリしたあたし。