いぢわる兄は同級生






「あ、準備できた?」



「は、はい‥‥っ」



そこには、あたしたちを待ってるらしいキャプテンがいて。



首にタオルを巻いて、少し髪が乱れているキャプテンは、また少し違った雰囲気に見える。



「あの‥‥ホントにいいんですか‥‥?」



きっとキャプテンも部活終わりで、疲れているはずなのに‥‥。



「ん?あぁ、全然大丈夫だよっ。ほら、もう暗いしさ。早く帰ろ?」



「よ、よろしくお願いします‥‥っ」




もう一度、雅と一緒に頭を下げる。





「はいよっ」



笑顔でそう言った先輩の隣に、あたしと雅は肩を並べて、駅まで歩きだした。