いぢわる兄は同級生






「あの!」


先輩達の前に着くと、しゃべりだす雅。


一斉に先輩達の視線がこっちに向けられて、あたしは緊張MAX‥‥。



「どしたの、雅ちゃん」



ボールを持っているキャプテンが、あたしたちに不思議な様子の視線を送る。



「あたしたち、良かったらタイマーと得点やりましょうか?人数、ギリギリみたいだし‥‥」


と言って、ニコッと笑う。


急に走り出したと思ったら‥‥そういうことか。




「あれれ?もしかして新しいマネージャー?」

「マジで!?二人とも超可愛いじゃん!」




あたしたちのことをまだ知らない周りの先輩達が、次々に野次を飛ばす。



「1年の柏木雅です」


「‥‥う、上原桃子です‥っ」



さっきキャプテンにしたように、先輩達にも頭を下げて自己紹介する。




その様子を見てから、また先輩の質問攻めにあうあたしたち。


雅は、その質問に淡々と答えてるけど‥‥人見知りなあたしは、相変わらず動揺しちゃって‥‥。




だ、誰か助けて‥‥‥っ。