いぢわる兄は同級生







7時まで見学していることが決まったあたしたちは、体育館の隅に移動した。



そこに雅と並んで座る。




「意外と人数少ないんだね?」


これで全員じゃないかもしれないけど、ぱっと見キャプテンもいれると十人ちょっとくらい。



「まぁ、今は2、3年だけじゃん?これから1年も入ってくるだろうし‥‥そういえば上原兄って、何部に入るの?」



「わかんないけど‥‥中学の時はバスケ部だったよ」



「へぇ〜、そうなんだ」





部活の様子を何気なく眺めながら、雅と話していると‥‥‥。



「あ、キャプテン来たよ」




そう言った雅の視線の先には、バスケットシューズに履き替えて、準備万端のキャプテンが来たところだった。




カゴからバスケットボールを出して、その場で軽くバウンドさせる。




そして、そのままゴールに向かってボールをシュートした。






シュッ。




「わ、すごい!」



スリーポイントラインより、後ろから投げたそのボールは、見事に爽快な音を鳴らしてゴールへ吸い込まれていった。



そのフォームのかっこよさに、思わず声が出る。