そんな姿を、ボーッと眺めていると‥‥
「あ、俺。一応バスケ部のキャプテン!3年の芹澤大地(セリザワダイチ)」
と、丁寧に自己紹介する彼。
キャプテンだったんだ、この人‥‥‥。
「あたし1年の、柏木雅です」
「あ、えっと‥‥1年の上原桃子です」
雅の自己紹介に習って、あたしも少しおどおどしながら自己紹介する。
「雅ちゃんと、桃子ちゃんね!じゃあ、マネージャーの仕事の説明するから、こっち来てくれる?」
キャプテンは、そう言いながらあたしたちを体育館の隅にある部室へと誘導した。
「ここがバスケ部の部室ね」
ガチャっとドアノブ式の扉を開けると、向こうには意外と片付いている部屋があった。
男子だけの部活の部室って、なんだかもっと散らかってる感じのイメージだったから‥‥少し拍子抜けだった。
雅も同じことを思ったのか
「意外とキレイだね」
と、あたしに耳打ちをする。


