いぢわる兄は同級生









「‥‥‥じゃあ、水樹くん探してるから」






結衣ちゃんは、最後に皮肉たっぷりの笑顔でそう言うと、あたしから離れていった。




その瞬間、あたしはその場にしゃがみこんでうずくまる。






ドンッという大きな花火の音に声を紛らわせて、思わず嗚咽がでる。









結衣ちゃんに言われたことは、確かに合ってるかもしれない‥‥。






でもそれより、何より悔しいのは‥‥‥何も言い返せなかった自分が‥‥情けないから。






誰よりも‥‥水樹のことを好きな自信があるのに‥‥‥。



誰よりも‥‥水樹のそばにいたいのに‥‥‥。





今、水樹の隣で笑ってるのはあたしじゃない他の誰かってことが‥‥‥。






胸を締め付ける‥‥‥。