いぢわる兄は同級生








「‥‥‥いくよ」



「う‥‥うん」





雅はギュッと鉄砲を構えると真剣な目でタコを狙う。




そして‥‥‥。







ポンッ!




「「!」」





鉄砲の玉が発射されて‥‥‥‥。









「お嬢ちゃん惜しかったね〜。はい、残念賞の飴玉!」





「‥‥‥ありがとうございます‥‥」







雅の放った玉は、タコには当たったものの、あたりどころが悪く、完璧に落とすことはできなかった。




「あぁ〜、欲しかったな‥‥‥」



残念賞の飴玉を握りながら名残惜しそうな目で、景品のタコを見つめる雅。




でもきっと落ち込んでるのは、それだけじゃないだろうな‥‥とあたしは思いながらもその場を後にしようとする。